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                 手作りオーダーパイプ
 ▼「フレスコパイプ」
  シーコラルタイプ・フレスコパイプ

パイプって知っていますか?喫煙具のパイプです。タバコを吸う人にも、またタバコを吸わない人にも、その造形美と、こだわりのあれこれを少しここで聞いてもらえたらと思います。
手にしっくりと馴染む造形の中に木目を生かした直線と曲線の交わりの美しさがある。吸い口(マウスピース)を咥えたときのバランスの良さを確かめながら火を点す。ゆっくり立ち上る煙と共に拡がる甘い香り…。パイプには普通思っているような喫煙の感覚にはない不思議な味わいと雰囲気があることは誰にでもわかってもらえるでしょう。
でも、タバコと言えばまず間違いなく細長い紙巻タバコを想像してしまうでしょうね。タバコとして売られているほとんど全てが紙巻タバコなのだから当然のこと。でも、タバコ通に言わせればそれはタバコを嗜好しているとは言えないのかも知れません。タバコが紙で巻かれないでもっと嗜好品の粋を保って「紫煙を燻(くゆ)らす、タバコを味わう」と言う言葉どおりに吸われてきたなら、きっと今の嫌煙ブームも違ったものになっていたはずです。
しかし、タバコ葉そのものを味わう?という、単純にして、それこそ奥の深い世界があるようです。
タバコの葉そのものを味わうなら「葉巻」もあるのですが、味わいという点で言えば喫煙者が憧れるのは「パイプ」のような気がします。パイプには大人の雰囲気が漂っているし、優雅さも備わっているように感じられます。普段タバコを吸わない人でも、機会があれば一度はパイプでタバコを味わいたいと思ったかもしれません。でも映画やテレビドラマよろしくパイプを咥えている人を見たことがありますか?ショットバーなどに飾りのように置かれているパイプでタバコを味わった人は一体どれくらいいて、ましてや日々愛用している人は一体どのくらいいるのでしょう?
憧れがあってもパイプを手にする機会はないですね。仮に何かの機会にパイプを手にしたとしても、どうして吸えばいいのかも分らず、教えられるまま四苦八苦しながら葉を詰め、やっと火をともしたとしても、火がすぐ消え、パイプが湿っぽくなってしまって煙がこなくなってしまう。火を再度つけようとしてもなかなか火が着かず、パイプが焦げたり手に火傷をしたりする。パイプでタバコを味わう時に良く使われる「クール&ドライ」の言葉どおりにパイプを扱うのは実に難しいことを知ってしまう。正に奥の深い道への入り口がここから始まるわけです。
そんなパイプの初心者にも楽しめるように、パイプの構造や吸い方、パイプにまつわるエッセイ、購入のアドバイスまで、懇切丁寧なホームページを開いているのがこの「フレスコパイプ」。そして、ここはイタリアの「サビネリ社」が作っていた『シーコーラル』と言う白木の木目を生かした複雑な模様のパイプを蘇らせた唯一の会社でもあります。
『シーコーラル』は、サビネリ社でそれの製作に当たっていた専門職人が途絶えてしまって以降、そのメーカーにも再製作が出来ないほど製作の難しいパイプ。「フレスコパイプ」の碓井氏が愛用していたシーコーラルを失くしてしまい、もう手に入らないのならいっそ自分で作ってみようと思い立ったことがそのパイプを作り始めたきっかけ。機械工具を使わないでミリ単位の細かく美しい模様を浮かび上がらせる技法を確立して、会社のオリジナルとして製品化するのに十年以上の歳月がかかっているとのこと。そこまで『シーコーラル』にこだわり続けたのは、芸術的な模様の美しさや手触りといった外観だけではなく、タバコをよりおいしく味わうための「クール&ドライ」に限りなく近づける理想のパイプを求めた結果ともいえるのでしょう。
『シーコーラル』を再現したそのパイプは、社名の「フレスコパイプ」の名で販売しています。(販売は喫煙具専門店「ラ・ピエール」 http://www.lapierre.co.jp/ で行っています)

嫌煙が声高に言われ、何事にも余裕のない世知辛い今だからこそ、パイプでタバコを優雅に格調高く味わうことが何よりの至福の時間を得られるのかもしれません。もちろん芸術の域にも達したパイプは見ているだけでも楽しいものだと言うことは、タバコに否定的な人にも分ってもらえるとは思いますが。まずは「フレスコパイプ」のホームページで、優雅な時間の入り口を開いてみてはいかがですか?

 
  
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フレスコパイプ
大阪市大正区南恩加島3-16-16
TEL/FAX:06(6552)6722
URL:http://web.ffn.ne.jp/~fresco/
休業日  土・日・祝日
営業時間   9:00〜17:00
代表者  碓井義隆(うすい よしたか)
担当者  佐藤
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