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         いちご農園 
 ▼「ニコファームうえだ」 http://www.jarokko.or.jp/kanko/ichigo/index4.html
 
三田との境界の神戸市北区のこの地域には「二郎(にろう)」という有名ブランドになっているような農園(農場が集まった地域のこと)をはじめ、たくさんのイチゴ農園があるが、その中で今回は2007年にオープンした、「神戸三田プレミアム・アウトレット」や隣接するジャスコを中核にした「イオンモール」神戸北といった今、関西で最も注目されている巨大ショッピングゾーンの目と鼻の先にある「ニコ・ファームうえだ」をご紹介。


こんな立地条件の良さから考えて、さぞ観光農園化していてイチゴ狩りに来る人が大勢いるのかと思いきや、毎年3月〜5月のある一定期間だけ一般の人にハウスに入ってもらえるようにしているだけで、それ以外は、顧客の注文に答えるのに精一杯らしい。

イチゴ栽培を始めてまだ三年目。顧客の求める厳しい注文になるべく答えられるよう、日々努力の毎日。去年、ハウスを増設して、忙しさもその分増えたようだ。


作っている品種は「あきひめ」「かなみひめ」の2種類。ハウスの中に入ると、甘酸っぱい香りとイチゴの葉の鮮やかな緑がハウスの反対までずっと続く。しゃがんでみると花のつぼみ、小さな白い花、緑色の果実、赤く色づく前の白いイチゴ、赤く色づき始めたイチゴ、深紅に輝いているイチゴと、さまざまな状態のイチゴが待っている。

イチゴの出来の良し悪しは土や肥料だけの問題じゃない。品種の違いにあわせた土や肥料設計、日当たり、温度、湿度、水量、植わっている間隔、摘み取りの時間帯、天気、それらのものが複雑に影響してイチゴの甘さを変えていく。何がイチゴにとっていいことなのか?創意工夫を重ね、試行錯誤しながらイチゴに向き合っている。

そのイチゴの最高の状態をわかることが大切なのだという。その為、毎日早朝(深夜)から収穫しつつ、イチゴに話しかけている。そんな努力も実ってか、遠方の顧客からの注文も少なくない。また、品種や甘さ、大きさ、形状などの細かな注文があるのはわかるが、赤く色ずく前の白いイチゴを注文してくるレストランもあるとか。

「ニコ・ファームうえだ」代表の植田さんは大阪出身で現在35歳の独身。親は現在も大阪にいて、会社勤めをしているとのことで、まったく農業とは無縁な存在だった。若い頃にカナダに留学して、世界を放浪して日本に帰ってきてから、自然との融合めいたものへの憧れから農業に興味を持ち、祖母の田んぼを借りて合鴨を使った有機農法をはじめたことがこの道に入るきっかけになった。   


そんな彼がいちご農家を始めたのは、親戚が会社を辞めて、イチゴの栽培をしているのを見て、興味を持ったことからである。友人の父親の紹介で千葉のイチゴ農家で修行。独立に際し、祖母の田んぼがあるこの土地に友人の手を借りながらコツコツと半年掛けてハウスを建てていった。

イチゴ農家になって思ったことは、イチゴ作りは本当に大変で奥の深いものだということと、それゆえに美味しいイチゴが出来たときの喜びもひとしおだということ。



「農業は言葉を話せない植物たちを相手にする仕事。理想はイチゴたちがあるがまま感じて、求めているものを必要な時に必要なだけ与える。それがイチゴたちが持っている力を最大限に引き出すことにつながると思います。その結果として、生命力溢れる本当に美味しいものを提供することが出来れば最高です。」と、彼は言う。
 

彼はイチゴ栽培や日常にヨガを取り入れている。体全体の動き一つ一つに精神を集中させて完成する姿勢(ポーズ)や呼吸は、どんなに忙しい時にも、心と体、精神のバランスを保ち、自分の意識中に自分で限界の壁を作らない1つのメソッド(方法・筋道)らしい。

先にも書いた通り全て手作りの試行錯誤の毎日。ここでイチゴ農家を始めるときからビニールハウスの組み立てに友人が集まってくれ、今でも注文されたイチゴを早朝に収穫するのに大阪の両親まで駆り出している。

彼が持つ人を惹きつけるチカラが人を動かしもするのだろうが、彼を取り巻く人の優しさが彼のイチゴ作りに対しての思いを支えていることは間違いない。
初春から初夏にかけて、彼の作ったイチゴが全国で食べられることを彼と同じように切に願っている人もきっと多いに違いない。


  

 
「ニコ・ファームうえだ」の植田勝也代表より
「ショッピングでは神戸三田プレミアム・アウトレット、イオンモール神戸北があり、他のレジャーでは神戸フルーツフラワーパーク、三田温泉「熊野の郷」もあれば有馬温泉も近い。三田牛の山垣畜産のコロッケや、ぼたん鍋(いのしし鍋)など食に関しても名産品があります。イチゴ狩りを途中に挟んで、丸一日遊ぶのには最高の場所。恋人と、友人と、家族と是非ともお越しください。また、朝摘みいちごの予約販売、全国発送(宅急便)もいたします。ご利用ください。」

追記
農業にもイチゴにも植田勝也(35歳独身、O型、水瓶座)にも興味を持たれた方、連絡お待ちしております。

 
   
   
    
   
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  「ニコファームうえだ」 http://www.jarokko.or.jp/kanko/ichigo/index4.html (エコファームは間違いです)

     〒651-1502 神戸市北区長尾町上津1100   TEL 090-3945-9816  

 周辺お楽しみ施設

  神戸三田プレミアム・アウトレット
    http://www.premiumoutlets.co.jp/kobesanda/

  イオンモール神戸北
    http://kobekita-aeonmall.com/others/outline.jsp

  神戸フルーツフラワーパーク
    http://fruit-flowerpark.jp/

  三田温泉 熊野の郷
    http://kumano-no-sato.com/

  有馬温泉観光協会
    http://www.arima-onsen.com/

  山垣畜産
    http://www.yamagaki.co.jp/

 

 


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