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マーシーの海釣り日記【その81】
日本海経ヶ岬のタイ・マイカ釣り
9月10日(土)久しぶりに一人で日本海へタイとイカを釣りに行きました。今回は京都府宮津の第三みのる丸さんにお世話になりました。桟橋の獅子港の入り口は、進行方向左側に表れる写真の門扉とカーブミラーが目印になります。通常は門扉のカギは閉まっているので、船長が来るのを門扉前で待たなければなりません。桟橋には水道はありますが、トイレはありません。船長から駐車領収書をもらって車のフロントに置き、船のすぐ近くに駐車できます。桟橋の堤防では豆アジ、タコなどを釣る人がいつもいます。
前回の日本海イカ釣り7月18日(天輝丸さん)から日本海小浜の福丸さん(深夜便)、日本海宮津の初漁丸さん(根魚)と2回行きましたが、釣果が悪すぎたのと深夜便の時差ボケで日記が更新出来ませんでした。台風一過の海に期待しましたが、潮が速すぎて苦労しました。お天気も写真のきれいな秋空晴れ〜曇り〜大雨〜曇りでした。お客さんは、一人キャンセルが出て自分を入れて3人です。他の2人は以前のヒラマサ釣りで一緒だった常連の秋山さん2人でした。AM10:00出船で経ヶ岬まで約1時間です。最初の仕掛けはオキアミカゴ付きの胴付き(タイ18m5本針)オモリ80号でしました。写真の竿先が真横に曲がるほど潮が速かったです。80号のオモリが飛ばされていました。今回初めて使用した竿(玉出の上島オリジナル弁慶II)は、日本海のかかり釣りに向いている良い竿でした。リールの糸はPEではなくナイロンです。自分は船長の教えで、日本海のタイ、青物釣りでは、必ず胴付き仕掛けでもナイロン糸を使います。潮の変化で天秤、フカセにすぐ対応しないといけないからです。又、他の人とヒットしたタナを共有する目的もあります。
水深58mで170mも糸が出て行きました。すぐにオキアミカゴを小さいものに替え、オモリも100号に替えてしましたが、それでもオモリは飛ばされていました。そんな状況でもサバフグ、チダイ、レンコダイなどがパラパラと釣れました。他船の無線でも潮が速いので、苦労している状況が伝わってきました。トモの常連の秋山さんが胴付き仕掛けをダブルにして、12本胴付きで10連のチダイを釣りました。秋山さんの情報「オモリ80の120m!」すぐに自分も、胴付き(8.8m・1.5m間・40cm枝)をダブルにして10本針にし、オモリを80号に戻しました。潮が速いので、幅広く魚のタナを探る作戦です。すると糸出120mで5連、6連と釣れました。潮が速いので仕掛けを上げると深海釣りのように、魚が数珠繋ぎになって水面に浮いて来ます。それを操舵室の船長が「1つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、七つ、八つ、・・・」と数えてくれます。コイのぼりもビックリです。その後、潮も少しゆるくなったり、2枚潮になったりと、たえずタナを探しながらの釣りでした。PM4時からチダイに混ざって25cm、35cmのマダイが上がりました。夕方のマダイ時合いに期待が膨らみましたが、チダイばかりでした。
日本海のタイ釣りは、胴付き、天秤、フカセの組合せが基本になる釣りだと思いますが、毎回、その日の海の状況によりエサの喰われ具合などを見て、仕掛けに工夫する楽しさ、苦労があると思います。しかし、今回の潮は速すぎでした。台風の余韻(気圧の変化)で潮が引っ張られているのか?
PM6時からポイントを経ヶ岬西方に替えてマイカを釣りました。型は15〜25cmほどが中心で小さいですが、お土産には喜ばれます。水深は53m。仕掛けは1.8m竿・2.5号スッテを10本(自作)枝10cm・仕掛けの長さは約10m。水中ライト(大)を仕掛けの上に付けて、蛍光オモリ60号(オークションで購入)を下に付け、10本の蛍光枝サルカンにフラッシュ蓄光器を光らせて、上から下まで光らせてアピール度を上げました。船長から「あまり光らせるとスルメイカが寄って来るぞ!」と言われましたが、この日はスルメが少なかったので良かったです。前から一度、上から下までキンキラに光らせて試したかったのです。最初は底から探り、途中からリールカウンターの15m〜2mを繰返しました。実際の水深幅は25m〜2mになります。後半は水面近くで泳ぐイカが見れるほどの水深で釣れましたが、型の小さいイカばかりでした。水深16〜18mで写真の大きなマイカが2ハイ釣れました。PM6:30〜PM8:30までの2時間で15ハイの釣果でした。
小さいイカは仕掛けをゆっくり上げないと、すぐに足が切れてしまいます。トモの常連さんは手釣りで20〜30ハイ(小型)を上げていました。足切れを考慮すると手釣りの方がいいかも?!
今回は仕掛けを上から下までを光らせてアピール度を重視しましたが、効果があったのか?判りませんでした。でも大型が釣れた自己満足、納得が出来たので良しとします。以前、イカ釣り乗合(深夜便)で隣の常連のおじさんが言っていました。「イカ釣りのスッテはいろんな色を混ぜんとアカンのや!緑系が反応がええからと言うて、緑系ばかりにすると効率は上がらん!赤も白も必ず入れなアカンのや!色の変化がイカは好きみたいや!まっ黒のスッテでも良く釣れることもある。
それとスッテの数もその時の状況と好みで、決めたらええねん。1m間で10本(9m)、1.5m間で7本(9m)、2m間で6本(10m)など、約10mくらいの水深幅でええんとちゃうか〜!。イカの気持ちはよう解らん!
イカは結構奥が深いで!」
新聞などでイカ釣船での釣果の差が大きいのをたまに見ることがあります。一人釣果5〜100ハイなど。そんな時は良く釣っている人の釣り方、タナ、スッテなどを参考にしなければいけないと思います。ですので、イカ釣りには予備のスッテなどの仕掛け、道具を必ず持って行く準備が必要だと思います。毎回、イカの気持ちは変わるから・・・。
PM8:30納竿で桟橋にはPM9:45分に到着でした。
釣果はマダイ2、チダイ23、レンコダイ2、サバフグ1、アジ2、マイカ15、スルメイカ1でした。
料理は、タイあら汁、チダイ塩焼きが美味しかったです。マイカの刺身はコリコリで思わず、唸ってしまいました「なんじゃ〜?こら〜!美味すぎ〜!!」
途中、バケツをひっくり返したような大雨も降り、潮も速く、大物は釣れませんでしたが、久しぶりの“魚との知恵比べ"が楽しかったです。
第三みのる丸の船長は、光洋丸の時代からお世話になっていますが、お客さんへの面倒見が良く、日本海の釣りを丁寧に教えてくれてとても勉強になります。フカセ釣りもイチから教えてもらいました。最近もほとんど仕立て船で週末の予約は中々取れませんが、乗合予約が取れたら又、行ってみたいと思います。
フカセ釣りでの大ダイ(90p)の夢を抱きながら・・・。
■第三みのる丸(吉岡さん)
〒626-0066 京都府宮津市字獅子159
吉岡 稔 TEL 0772−22−5381
http://minnaga.com/minorumaru/
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