十二時頃に七条到着。七条通を三十三間堂の方に進み、近くのコンビニでお茶などを買ってから七条通の東の突き当たりの知積院へ。
三十三間堂や、向かいの京都国立博物館での「大レンブラント展」も大勢の人で賑わっていて、通りから見える寺社や博物館の木々が色づいているのを見ると、自然と東山の紅葉に期待が膨らみます。
知積院を南に折れ、次の信号を左に折れてからずっと上へ上へと登って行かなくてはならないのだが、ここでハイカーたちが思っているのとは違った道から出てきたので、そちらの道に自然と流れてしまい、車の交通量の多い長い坂を登ることになってしまった。途中左に折れる道があればそこから山道に入れるだろうと思っていたが、雑貨屋の角にあったトレイルの案内板も見落としてしまい、そのまま登り続けて頂上にあるゴルフ場にまでやってきて、やっと行き過ぎていることに気づいて引き返すことに。
元気に登っていた子供たちもこれでどっと疲れが出てしまったみたいで、なかなか前に進んでくれなくなった。
登ってきた半分程を下り、雑貨屋の角でトレイルの案内板を見つけて、横道に入り、階段を上ると山道があり、これからが本来のハイキングの始まり。でも、子供も大人もちょっと気抜けしてしまっているので、登りがしばらく続くところでは皆少し足が重たそう。見晴らしのいいところを探して昼食にしようと思うのですが、杉木立の中をずっと道が続いていて、落ち着いて昼食を取れそうな場所がない。とは言うものの、子供たちの疲労もピークを迎えているようなので、阿弥陀が峰の分岐路で昼食をとることにした。本当なら七条からここまで40分程で来る予定だったのに1時間半もかかってしまっているのでしょうがない。
空腹が治まりさっきよりはだいぶ元気になった足取りで阿弥陀が峰を下り、清水山に向かいます。
下り坂は快調だったのに、また登りになったとたんに子供たちのペースが落ちてしまい、どうもペースがつかめないまま、先頭から最後尾までがすごく離れたパーティーになってしった。
清水山の山頂も木々に覆われていて、その下にある清水寺の姿を見ることもできないまま下りに入り、後は京都の夜景スポットとして有名な将軍塚に向かうのみ。
紅葉狩りなのに、ここまでほとんど紅葉を見せてあげられないままなので、素敵な景色と紅葉を期待して皆には頑張って歩いてもらうしかない。
清水山を下り、また少しの登りの後、トレイルが急に消え、広場と駐車場が目の前に広がった。ここが将軍塚。駐車場の西側の展望広場に立って京都市内のきれいな街並みを一望といきたいところだが、残念ながら霞んでいて眺望もいまいち。
期待の紅葉はというと、これも残念ながら展望広場のものは色づきかけ程度。気を取り直して、駐車場の奥にある青蓮院大日堂に向かうと、山門の中に鮮やかな紅葉が見えた。
やっと紅葉狩りができそうな雰囲気になってきた感じ。山門をくぐると境内の中はまさに紅葉の舞台そのもの。
タクシーで訪れる観光客も多く、ひっきりなしにタクシーが出入りしているが、この紅葉なら見に来る価値もある。
本堂には入らないで、山門を出てすぐのトレイルの入り口から知恩院に向かう。
ここからはもう知恩院の裏山「華頂山」の一角になるのか、「法華窟」の石碑があり、程なく墓地に出る。
通り抜け禁止と書いてあるがここ意外に下って行ける道がないので墓地の中に入る。
あまり気持ちのいいものではないかもしれないが、この墓地を囲む紅葉がまた色鮮やかできれい。この墓地を抜けるとすぐに知恩院の「紫雲水」の山門に出る。
ここも墓地だが、奥に進めば「華頂山」の紅葉が鮮やかさを増し、一番奥の法然上人の御廟のそばには千姫など、歴史に出てくる人たちのお墓が並んでいる。
夜間ライトアップの準備のために、4時半で閉門と言われ、残念ながら知恩院をゆっくり見ることができないまま円山公園まで下る。
円山公園は、紅葉もちょうど見ごろで、それこそ紅葉狩りの人でいっぱいだったが、その下の八坂神社は境内に露天商の店が立ち並んでいて、それこそ人でいっぱい。子供たちは当然のことながら紅葉以上にここが楽しめたようだが、四条通に出る頃にはもうすっかり暗くなっていた。
寺町三条にある銭湯に寄ろうかと思っていたが、とにかく人が多いせいでとにかく梅田に帰ることにした。
阪急電車に乗り込むため河原町に向かうが、駅まで人込みにもまれ、ハイキング以上に疲れてしまったかも。
今回参加した人たちはこんな紅葉狩りに納得してくれたかな?
来月のファミリー&初心者ハイキングは、ブナの原生林と温泉を楽しみに「犬鳴山」に行こうと考えています。来月にはその様子もまたお伝えします。
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