マーシーの海釣り日記【その58】
和歌山県湯浅のイサギ釣り
旬のむぎわらイサギを釣りに、5月23日(日)和歌山県湯浅の千寿丸さんの仕立て(粋三丸)に友人二人で行きました。乗合の竿釣りと迷いましたが、今回は胴付きより天秤仕掛けの方が釣果が良いと判断して、仕立てにしました。湯浅のイサギは35cm前後までのサイズが主になりますが、味は油がのっていて、比較的横幅の広い肥えているイサギなので、自分は美味しいと思います。
大阪市内から阪和道で約1時間ですので車の運転が比較的に楽です。AM2時30分に出発して、阪和道の吉備インターを降り、24時間営業のコンビニでにぎりめしとお茶を買って、千寿丸さんの駐車場まで10分程で到着です。
クーラーに氷をもらって桟橋まで歩いて1分。今回、千寿丸の仕立て手配でお世話になった粋三丸さんは、とても面倒見がいい、気さくな27歳の若い船頭さんでした。出船は4時15分で、ポイントの白崎ハタの海上灯台の北側まで約40分です。他の釣り舟は白崎の沖合い中に集中していました。前日は未だかってないほど釣果が悪かったので、この日は船頭さんもポイント選びで心配そうでした。結局、船頭さんが選んだポイントでは、粋三丸1隻だけでした。
5時〜7時30分ころまで潮が動かず、さっぱりアタリがありませんでした。ひたすらエサのアミエビを撒きました。仕掛けは鉄火面天秤に3本針の船頭手釣り仕掛け。タナは底から2ヒロ上げて撒き餌をして、1ヒロ上げてアタリを待ちます。
7時30分頃にやっと友人に30cm弱のイサギがダブルで来ました。それまで居眠りをしていた自分も目がさめて、エサを撒きました。
そして遂に“ビビビッ”とする感動の第一アタリが、道糸を通して40m上の自分の人差し指に伝わって来ました。ゆっくりと慎重に巻き上げて、30cm弱の塩焼きサイズのイサギをゲット出来ました。心配していた船頭さんも一緒に喜んでくれて「さぁ〜!潮も風も少し動きだしたし、これからやで〜!」それからはイサギとマアジがパラパラと釣れました。8時30分からの10時までの1時間30分間は殆ど入れ食い状態でした。10時からは少し余裕ができたので、追い食いでのダブルを狙ったり、タナを上げての大型イサギを狙ったり、小アジの泳がせ釣りでヒラメを狙ったりと、とても楽しい時間帯でした。お天気も暑くなく、寒くなく、ベタ凪で気持ち良かったです。
頭の中は家に帰ってからの“イサギとアジの刺身の暴れ喰い”のことばかり考えてました。AM11時過ぎに餌のアミエビが尽きたので納竿です。桟橋近くの海上で船頭さんが魚を絞めてくれました。粋三丸の船頭さんは若いので、とにかく明るく、気さくで元気で楽しかったです。他の乗合船の釣果は、もうひとつパットしなかったのでこの日はラッキーでした。釣果はイサギ90匹ほど、マアジ40本ほど、マルアジ2本、カツオ2本、チャリコ1匹でした。家に帰ってからは、刺身、カツオたたき、シャブシャブ鍋、煮付け、開きの一夜干しで満喫しました。次の日に食べたイサギの一夜干しは美味でした。
一緒に行った友人は、近所の友人(プロシェフ伊藤さん)に料理(和・洋・中)してもらって、天然魚を堪能したそうです。
■千寿丸さん
0737-62-4167(氷付き)
http://www.fishing.gr.jp/senjyumaru/
乗合料金 9,000円 仕立て(2人) 30,000円