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マーシーの海釣り日記【その89】
- 日本海小浜の半夜釣り(アジ・スルメイカ)
5月26日(金)福井県小浜市西津港の天輝丸さんの半夜釣りへ行きました。ホームページの釣果情報では、ムギイカ〜スルメイカに型が変わりましたが、爆釣りで釣れてはいないようでした。大きく期待せずに久しぶりのスルメイカ釣りの学習のつもりで友人と3人で行きました。
大阪を10:30に出発して途中コンビニ、釣具屋へ寄り、桟橋にはPM1:00に到着。釣り座は早い者順なので、PM1:00でもう自分達以外の席は全部埋まっていました。3人バラバラで自分は左舷ミヨシ2番目に座りました。お天気は曇り〜小雨で風、波も結構ありました。乗合人数は17人でPM1:30に出船。ポイントまでは約1時間で、まずはサビキでアジを釣りました。
5号-3号のアジ針9号の6本サビキ。アミエビ籠(小)を上に付けて、オモリは60号から途中80号に替わりました。刺し餌はオキアミ。装備は竿(シマノARGOS SP 50号27-30)リール(ダイワシーボーグ250FB)。ポイントを3回ほど替えてアンカーを降ろしましたが、アタリはポツポツでもうひとつでした。自分は釣れたアジで根魚(アコウ・ヒラメ)を狙おうとして、最初、仕掛けを○ー○ーの根魚対応の7号-5号の8本サビキでしましたが、何故か?アジの喰いが悪かったです。途中何度もハ○○○の5号-3号6本サビキに替えて、又、元に戻したりと、喰いを比べたら明らかに差が出ました。それを見ていた若船長がサビキの違いでの喰いに差が出る事を教えてくれました。
若船長「何でか?解らんけど、ここのポイントのアジは市販の○ー○ーのサビキでは喰いが悪く、ハ○○○の方が喰いがええんよ!不思議やけどな!」
自 分「何で?もっと早く教えてくれへんの〜!?」
若船長「何でも勉強やからな〜。実感したらよう解るし、有り難味もでるやろ〜!(笑)」
なるほど・・・、その後、仕掛けを戻したら連続でアジが上がりだしました。若船長のアドバイスが有難かったですが"時既に遅し"でアジ釣りは納竿です。アジ釣果は13でした。途中、型の小さいアジ2匹を泳がせて根魚を狙いましたがダメでした。でも友人が型の良いアコウを1匹上げました。高価な外道に大変喜んでいました。
PM6時頃から近くのスルメイカのポイントに移動しました。仕掛けは、プラヅノを使う人は船中で2人ほどで、他はスッテ(2.5〜3.0号)を使っていました。竿は、左席のイカ釣り初心者の人が120号負荷くらいの3.0m(外ガイド)の硬い竿で5本スッテ、右の慣れた常連さんは50号負荷くらいの3.6m(インターライン)の軟らかい胴調子竿で12本スッテでした。左の人は硬い竿で誘いを頻繁に入れての釣り方(動の釣り)、右の人は電動リールのスローで巻上げながらたまにリールで誘いを入れての釣り方(静の釣り)で、観察して比べるのには丁度よい参考になりましたが、最終的な釣果は左右の人で同じくらいでした。この日は波が結構あったので右側の人の竿は船の揺れによる誘いは結構ありましたが・・・。自分の装備は竿が(アルファタックル ブルークォーターARB201)60〜100号負荷・リール(ダイワ スーパータナコン500W)。自分は前日迷った末にマイカも上がればラッキーと思い、以前の釣りでマイカ(剣先イカ)に人気のあったスッテ(色)10本でスタートしました。この日はマイカが殆ど釣れなかったので、途中から全てスルメイカ好みのスッテ色に替わっていました。日本海のスルメイカには最近、釣具屋で人気の中間色の最新型のスッテ(マルイカ用)はいらないようです。
この日のスルメイカに反応が良かった最終的な色は次のようになりました。(赤系と緑系は必ず必要!) 若船長は[ピンク+白]も結構いい!と言っていました。又、スッテの枝長も必ず5cm〜10cmまでの短めにする!(日本海)
途中に又、若船長のワンポイントアドバイスがありました。
若船長「スルメ狙いは、枝もスッテもシンプルが一番!蓄光器で枝やスッテを光らせるとスルメの喰いは悪くなる!マイカ狙いの場合は違うけど、今日はスルメだけを狙った方がええで!幹糸の枝をシンプルに戻してみ〜!」
すぐに仕掛けをシンプルに替えてみると、スルメイカが入れ喰いになりました。
自 分「何で?もっと早く言うてくれへんの〜!?」
若船長「何でも勉強やからな〜。実感したらよう解るし、有り難味もでるやろ〜!(笑)」
自 分「又かいな〜!(笑)勉強になりました。有難うございました!(笑)」
この日の感想は、
・ スルメイカ仕掛けはシンプルが一番!
・ 仕掛けを下ろす時の誘い(5m〜10m間隔でリールを止めて誘いをかける)この誘いで結構乗ってきた。スルメはスッテが落ちて行く動きに結構興味を示すようです。
・ 仕掛けを上げる時の誘い(持ち竿で少し激し目の上げ上げ下げの誘いをかけてもよく乗ってきました。)
・ 連を狙う(最初は電動リールの巻上げ速度をスロー目[5〜6](オモリ80号)で上げながら、アタリがあれば巻上げるリール糸が止まらない速度で上げて連を狙う。リール糸が止まらない速度は1パイで[10]、2ハイで[12]、3バイで[14]くらいでした。巻上げ数字である程度の連数が解ります。試しで2〜3回、最初のアタリがあってから[5〜6]のままで置き竿にしていたら殆どバレました。止まらない速度の巻上げ負荷で上げる方が連になると思いました。
・ タナは毎回必ず底から探る。(この日は水深84m[底]〜20mでアタリがあり、底の方で反応が良かったです。)マイカは後半に水面近くまで上がってきますが・・・。
・ スッテの数は、少ないスッテ(5本〜6本)で手返しを早くするか?多めのスッテ(10本〜12本)で広いタナで連を狙うか?好みでいいと思います。ただ、多めのスッテは、乗合で混んでいる場合は隣の人とのオマツリがあるので、(ミヨシ[先]orトモ[後])の端座に座る方がいいと思います。ミヨシ[先]の方が船の揺れでの誘いがかかると思いますが・・・。
後半、若船長のアドバイスで仕掛けを替えて追い上げましたが"時既に遅し"で、PM11:30の納竿までに31ハイの釣果でした。最高の人で55ハイを上げていました。今回は久しぶりのスルメイカ釣りで釣果はもうひとつでしたが、学習した事が多かったので次回の参考にしたいです。スッテ・プラヅノ(疑似餌)でするスルメイカ釣りは、"誘い"の奥が深そうで面白い釣りでした。小浜の定置網でマイカが獲れだしたので、6月からはマイカが上がりだすと思います。
釣果の料理はアジ・スルメイカの刺身、アジ・サバの一夜干し、ゲソの湯通し、イカの八宝菜、イカMIXお好み焼き、韓国風イカフェで週末はイカ三昧でした。残りは冷凍イカにしました。次回はお天気の良い日にもう一度、スルメイカ釣りの復習に行きたいです。
天輝丸さんは久しぶりでしたが、ベテラン船長の渋い声と笑顔が素敵で、又、若船長もお客さんに親切で、レスポンスのいい動きで面倒をみてくれるので、小浜ではとても人気のある釣り船です。初めての方でもオススメです。これからはイカ(スルメ・マイカ)の本格シーズンで、週末の予約は早い目がいいと思います。
天輝丸さんの紹介はバックナンバーNo.80を参考に。
■ 天輝丸 0770-52-6295
イカ+アジ(乗合) 11,000円(エサ、氷付き)
PM2:00頃〜PM11:30頃 納竿
http://www.cocone.jp/tenkimru/
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