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マーシーの海釣り日記【その92】
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マーシーの海釣り日記【その93】
- 和歌山県湯浅のマアジ釣り
友人から和歌山県湯浅のイサギ釣りでの仕立船のお誘いがありました。イサギを食べたい季節でしたので、お天気は悪そうでしたが、二つ返事でOKしました。今回初めてお世話になったのは写真の枠栄丸さんです。船頭さんはとても温厚な面倒見のいい優しい人でした。桟橋はニュー紀南丸さんが停泊している一番奥の突き当りの桟橋です。嬉しいことに桟橋の船の際に車を駐車出来ます。
7月1日(土)AM 4:45に4人の仕立てで出船。
船に乗ってから「さあ〜頑張ってイサギを釣るぞ〜!」と気合を入れたら、
船長「イサギはまだチョット早いからたぶん釣れんで〜!」の一言。
自分「えっ!今日はイサギ釣りで誘われたのに・・・?」
誘ってくれた友人に「知っていました〜?」と聞くと
友人「悪い〜、俺もてっきりイサギやと思ってたわ〜!」でした。
船頭「今のマアジは型は小さいけど、イサギに負けんくらい甘くて美味いで〜!」
頭の中はイサギでしたが、すぐにアジに切り替えて「よっしゃ〜!アジを釣るで〜!」で気合を入れました。
その頃には雨が降り出し、カッパを着ての仕掛けの段取りです。
最初のポイント(漁礁)までは約30分。仕掛けは船頭さんの手釣り仕掛けです。アンドンビシ天秤にアミエビを入れての3本サビキです。タナは底から5ヒロを基本に上下させます。
エサの取られ具合でタナを3、4、6、7ヒロと変えながらしましたが、どのタナでも何かが掛かってきました。真アジ、丸アジ、ゴマサバ、小鯛、ヒラソーダガツオ、底タナではシログチ、キスもきました。五目釣りになりました。真アジはほとんどコンスタントに釣れ、途中にタイのポイント(マサの根)へ移動しましたが、タイはチャリコだけで良型は釣れませんでした。
エサはオキアミでした。納竿はPM 1:00で、帰途の桟橋近くの海で船を止めて船頭さんが魚を絞めてくれました。今回、自分は発泡スチロールのクーラーボックスとエアーポンプで釣果(真アジ20ほど+ゴマサバ1)を活けで持ち帰りました。
当初はイサギを2〜3匹で氷(袋入り)を入れて(水温が上がらないよう)の計画でしたが、急きょ多くのアジになりました。少し窮屈になる魚の数でしたが、1時間の予定で魚には我慢してもらうことに・・・。
釣果は4人で、真アジ約140(20〜35cm)、丸アジ5、ゴマサバ8、マサバ1、ヒラソーダカツオ11、シログチ2、キス3、小鯛5でした。写真の釣果は沖絞めした分だけです。
活の釣果は急いでくら寿司さんの水槽へ持ち込みましたが、予定の1時間を大きく越えてしまい(3時間)、やっぱり水温が上がって半分はダウンしていました。生き残っていたアジは水槽の中へ入れると最初は元気に泳いでいましたが、先に入っていた水槽の魚達の面々が怖すぎました。シマアジ・マダイ・マダコ・ハモ・アコウ達で、狭い水槽の中でその魚達に頬ずり、キスをされたアジ達は人間の自分には想像出来ないほど、気が狂いそうなくらい怖かったと思います。元気だったアジ達もすぐにひきつけをおこしたように横になってしまいました。そこまで考えていなかったので、とても可哀そうな事をしてしまいました。“申し訳なかった!アジ達!”水槽のアジはその日の内に全て活け造りで食べてもらいました。その他は南蛮漬けにしてもらいました。
料理は、アジ・ゴマサバ・カツオ刺身、棒寿司、アジ酢の物、アジ塩焼き、アジ南蛮漬け、カツオ刺身、蒸しで食べました。
残ったカツオは漬けにしました。最初はアジの刺身が船頭さんの言っていた通り、モチモチ、コリコリで甘くてとても美味でしたが、その後で食べたゴマサバ刺身はそれ以上に甘くて絶品でした。
エアーポンプで途中まで生きていたから新鮮だったと思います。最近は予想もしないゴマサバ(鮮度がいいもの)が一番美味しいことを再発見しました。
今回もお天気が悪く、予想外のアジ釣りでしたが、旬のマアジはイサギに負けないくらいにとても美味しい魚でした。
湯浅ではこれから夏にかけて、昼イサギ〜夜タチウオの2本立ての釣りになります。
枠栄丸の船頭さんは、とても優しい海の男でした。
■ 枠栄丸
電話 0737-63-1529 仕立のみ
和歌山県有田郡湯浅町134
料金 仕立てのみ \33,000〜\35,000(エサ、仕掛け、氷)
料金はエサの種類によって変わります。
■ くら寿司
06-6796-3766 定休日 月曜日
大阪市生野区巽南4-7-18(内環状線沿い、北向き左側)
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