TownPort Infomation on this site for Japanese domestic market only  JAPAN



レポート


「神戸元町から錨山を経て城山コースで布引の滝へ」

参加メンバー9月の第二日曜、8日に行った初心者&子供も参加できるハイキングのレポート。
集合はJR元町駅西口に正午。
さて何人が参加するのかと思っていたら、大人8名、子供5名が参加してくれ、小生を含め総勢14名。最年少は4歳の女の子で、以下5歳の女の子、6歳の女の子、小学1年生の男の子が二人。最高齢者は50代女性で足のリハビリ中、以下40代男性2名、30代男女3名、20台女性3名。
このメンバーで、さてどんなハイキングになるでしょうか?


ハイキングコースは錨山から二本松方面に向かい、そこから布引の滝に出る『城山コース』。
ちょっと幼児がいてはハードかなってコースかもしれないが、とにかく「ゆっくり」を心がけて歩くことにして、いざスタート。
駅からすぐモトコー(元町高架下)商店街に入り、一つ目の雑貨屋の角を右に曲がり、階段を上るとJRの北側を走る道路に出る。そのまま信号を渡って北に向かい、県庁を通り抜け、相楽園に沿って進み、諏訪山公園下交差点に出る。
ここまでのちょっとした上りがちょうどいいウォーミングアップになる。ここから本格的な登りの始まり。とりあえず諏訪山公園からビーナスブリッジの展望台を目指す。
ゆっくり行くように言っても、元気な子供たちに引っ張られる格好で、5分程で諏訪山公園に到着。桜の頃には大賑わいの公園も、猛暑だった夏の名残がまだ色濃く残っているこの日は誰もいなかった。
みんなの体調を確かめてから又歩き始める。諏訪山公園の隣の諏訪山神社を横切れば、『大師道』という大竜寺まで続く登山道があるが、今回は見晴らしのいいコースを選んだため、諏訪山神社の横の道を登り始める。はじめのこの登りが多分一番参加者にはつらい。初めあんなに元気だった子供たちも、少し口数が減り、まだ着かないのとか言い始めた。それでも、10分もしないうちにビーナスブリッジの展望台に到着。ここで休憩。
 
9月の風はだいぶ涼しくなり始めて入るものの、まだまだ日差しは夏のまま。
展望台からの見晴らしは、少し霞がかかり、大阪湾の南側までが見えることはなかったが、まずまずの景色。展望台に設置されている無料の双眼鏡で街並みを見たり、写真を撮ったり、スケッチをしたり、ただただ体を休めたりと、思い思いに僅かな時間を過ごして、汗の引いたところで、昼食場所の錨山の展望台を目指す。

レストラン横の階段を下り、道路を渡って駐車場向こうの道に入る。ここから始めて舗装していない道。山陰に入ると、さっきまで海を眺めていたとは思えない山の中そのままの風景。野鳥やまだ命を終えず夏をやり過ごそうかという蝉の声が降り注ぐ。
また道路を横切り、再度(ふたたび)山方面の矢印に従って、階段を上る。なだらかな坂が少し急になってくると、ここからが第二の難関。ゆっくりゆっくり歩を進める。
やっとの思いで展望の開けたところに出て、さあ着いたと喜んでいる人たちに、長い階段の上に見えている展望台を指差して、もう少し頑張るようにと檄を飛ばす。
ここから右手方向に下ればすぐに『太子の森』で、その森を突き抜ければ、異人館で有名な北野に出る。
  
さっきの展望台から20分近くをかけ、最後の気力を振り絞って、錨山の二つある展望台の高い方に着いた。そのソーラーパネルの屋根の下に陣取って和気藹々と昼食をとり始める。と、ここで大きなアクシデント。
よく太った大きなサルが一匹現れて、昼食を楽しんでいるこちらに近づいてくる。
子供の中には怖くて泣き出す子もいる。どうやら餌を要求している様子。ここで下手に餌をやるわけにも行かないので追い返すと、牙を見せて脅しにかかる。かなり人馴れしている。箕面から流れてきたのかもしれない。
何度か近づいてこようとするのを追い返すが、こちらの隙を見ておにぎりの入ったパックを強奪され、おかずの入ったパックをぶちまけられてしまった。ご飯だけを食べて、また近づいてこようとするが、今度はきちんと追い返し、サルは森に消えていった。
せっかくの昼食も台無しにされてしまったが、まだ道半ば。子供たちが落ち着いたところで歩き始める。
風力発電機の横を通り、市章山のところで道路を横断。
また少しきつい登りになり、15分程で浅間が丘の広場に出る。この頃になると知らない子供同士が仲良くなっていて、記念撮影をする間の子供たちの歓声が賑やかになってきている。
 
しばらく休憩して本日の最高峰337.6メートルの堂徳山から城山城址を経て布引の滝を目指す。
ここからはきつい登りは無し。ただ、山慣れしている小生と、ハイキング初心者とではどうやら感じ方が違うみたいで、少し登りになると小言が聞こえる。
 
 
二本松手前の再度山と城山との分岐を右に折れ、少し上りに。城址からは今度は少しきついくだりが続く。歩きなれていればどうってことない道でも、ハイキング初心者や、子供たちにはやはりちょっときついかもしれない。
ゆっくり歩くように何度も指示して、子供を時には抱っこしながら下る。それでも浅間が丘から40分程で、猿の架け橋に出た。例年に比べずっと降水量が少ない今年、赤い橋の下を流れる川も、本当に細い。橋を渡って右に。目の前には新神戸オリエンタルホテルの姿。いっぺんに都心に帰ってきた感じがする。布引展望台まではすぐそこ。トイレ休憩をして、最後の目的地、布引の滝へ。
展望台から布引の滝の雄滝までは5分程。そこに茶屋もあるので昼食を満足に取れなかった分、その茶屋でくつろぐことにする。
階段を下り、茶屋に到着。子供たちはアイスクリームや炭酸飲料、大人は当然のことビールを手にして談笑が続く。何故かしら缶ビール一本で、いい気分になってしまえるのもハイキングの妙。
といってもまだ少し行程が残っている。いつもは滝つぼから離れた橋をびしょびしょにしてしまうくらいの水しぶきを上げている雄滝だが、その日はさびしい流れを見、新神戸へと下る。
 
新神戸駅到着、4時20分。離脱者無し。皆元気。
三宮に行くまでの道のりで銭湯に入り、それから三宮で打ち上げ宴会をして、そのまま解散。
皆さん、本当にお疲れ様でした。

次回は第二週ではなく第三週の10月20日、場所は私市くろんど園地を考えています。よろしければご参加ください。







ご意見はこちら mail:mail@tounport-japan.com


マーシーの海釣り日記
 
ウォーク&ハイク
 
ギャンブラー“かっちゃん”