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9 「大阪ドーム~心斎橋」

今回は前回の続きで大阪ドームからスタートすることになります。


大阪ドーム(URL  http://www.osakadome.co.jp/jp/index.html)は大阪市などの出資によって平成9年3月にオープンしました。世界三大テノールのコンサートが確か?落としだったように記憶しています。大阪ドームは「大阪近鉄バファローズ」ホームグランドですから野球場なのですが、ドームの屋根を上下させて最高の音響状況を作り出せる、つまりはコンサートなどのイベント会場としての利用も考えて作られています。この設備が建設費を引き上げ、大阪ドームの一向に減らない巨額の赤字の原因の一つでもあるようですが・・・。
大阪ドームは9階建てで、1階が駐車場、2階~9階がアリーナ(グラウンドスペース)を中庭と言うか吹き抜けのように真ん中においた施設になっています。2階はグリンドムモールという商業スペースで、飲食店やスポーツグッズのショップや大阪市のスポーツ振興の広報関連の施設が入っています。飲食店によってはアリーナ側に窓が開けていて、グランドとほぼ同じ高さで食事をしながら観戦出来るところもあります(アリーナの中には4階にアリーナビューレストランがあります)。3~8階までが観客席。9階は「スカイホール」というイベントスペースとレストランが入っていますが、開場当時はここも、野球などがなくてもドームに立ち寄ってもらえるように考えてアミューズメント施設が入っていました。
大阪市がバックアップして近鉄バファローズの人気を上げることで、大阪ドームの抱える赤字の解消を図ろうという動きも出ていますが、近鉄バファローズだけに頼っても赤字の解消はどう考えても無理ですから、完全に民間に運営を委託するとか、リースで貸し出すとかといったことも考えてもらいたいですね。大阪ドームは草野球などでも利用できますし、企業や団体のイベントも行われています(詳細は大阪ドームのホームページで)。もっともっと民間の意見や市民の要望を取り入れて、大阪ドームの生きた利用方法をどんどん考えないといけないでしょう。
大阪ドームから隣の大阪ガスのビルの横を通ると川沿いの公園に出ます。この川の向こうは大正区で、JRと地下鉄の大正駅もすぐそこ。
ここで引き返して大阪ドームの横にある商業エリア「パドゥー」に向かいます。「パドゥー」は広場を中心に飲食店やボーリング場があり、広場は月に4~6回もフリーマーケットが行われる大阪でも屈指の会場になっていて、毎回大勢の人を集めています。
広場の端に地下鉄の「大阪ドーム前」駅の入り口があり、その上にスロープが長く伸びた橋がかかっています。それを渡って対岸に向かいます。
この川の両岸の堤防には、最近まで色んなペインティングというか落書きがされていましたが、きれいに消されていました。結構いい感じの作品(?)もありましたけど、やっぱ落書きは駄目です。
端を下りて左に折れ、川沿いに歩いてまた九条の千代先橋まで戻ります。
橋の袂から左を見ると長く続く九条の商店街が見えますが、これを右に進路を取り、心斎橋まで真っ直ぐ進みます。
この通りが南堀江と北堀江を分ける道。堀江といえば、今大阪で最も注目されているスポットですが、この西の端が4丁目で、まだ倉庫や町工場などが多く、憧れのスポットにはちょっと縁遠い感じですが、ここから東に向かって行くとどんな風に街並みが変わっていくでしょう。といっても、この通りを挟んで南側や北側は変化しているのですが、この通り自体は実に変化に乏しいおとなしい通りで、四ツ橋筋に行き着くまでにほとんど華やいだ店とかがありませんので、この通りの説明だけで、堀江の姿を思い浮かべないで下さい。
橋からなだらかなスロープを降りるように歩いて、地方銀行を過ぎ、橋から3つ目の信号あたりから街の様相がちょっと都心に近づいてきたなって感じに変わってきます。4つ目の信号がある筋が「新なにわ筋」で、交差点の名前が「中央図書館前」。このすぐ北側に「大阪市立中央図書館」があります。新しくなってからは、鞄をそのまま館内に持ち込めるようになりました。以前のようにいちいちロッカーに荷物を入れる面倒くささはありません。ラウンジ風のゆったりした椅子やDVDやビデオなどを見るための視聴覚設備も増え、丸一日でも無料で本や雑誌、ビデオなどを楽しめる明るい癒しの空間になっています。




図書館の南側、交差点のすぐ脇には江戸時代の博物学者、木村蒹葭堂(けんかどう)の住居跡の碑がたっています。この人は当時最も有名な大阪人といわれていたようですが、それは博物学者としてよりコレクターとして勇名だったようです。本業の酒造業で得たお金で和洋を問わずに集めた膨大な書物や絵画、地図、標本といったものを見るために、全国から人が集まったということですから、それを置いておくスペースや、全国から続々と尋ねてくる客人をもてなしただろう屋敷はどんなものだったのかと考えてしまいます。
この信号を超えると3丁目。すぐ次の信号も大きな通りで、この筋が「あみだ池筋」。このあたりからきれいなマンションの横に精悍なオフィスビルが建ち、その横に個性的なマンションといった具合に、住居地と商業地が複雑に絡み合った様相になります。
次の信号を超えるとそこから2丁目に入ります。このあたりに来るとこの道の北にでも南にでも筋を少し入れば、新しい感性を持った店が出始めています。特に南堀江の家具の街と知られる立花通の当たりは、様々なファッションクリエーターたちによって個性豊かな店がどんどんと作られています。堀江がオフィスとマンションの街からファッションの街になったのは、元々アメリカ村やその周辺にいた人たちが、地価の上昇に伴う家賃の高騰でいられなくなって堀江に出てきたのが始まりといわれています。でも最近は、アメリカ村に訪れる客層が子供化してしまっていること、ボッタクリをする店や贋物を売る店が多数出てきたことや万引きや喧嘩など未成年者の客の品位の低下など、アメリカ村に嫌気が差して堀江に出てくる人も多いとか。そのせいで、アメリカ村よりも確かにオトナを意識させる店、ブランドではなく個性を前面に出した店が多いように思われます。近い将来、堀江の町全体が、アメリカ村が誕生した当時のように「昨日流行ったものでも今日にはもう流行遅れ」といわしめるくらいに、めまぐるしく色んな才能を吸収した「ファッションの聖地」になっていくかもしれません。もちろん、ファッション関係だけじゃなくて、飲食店も趣向を凝らしたつくりやメニューを掲げる店も多いです。

 

「北堀江2」の信号で「なにわ筋」を越えると、いよいよ堀江の1丁目。なぜかここから車両は西向きの一方通行路に。ビルも大型化してきて、都心のそばに来ていることが感じられます。
堀江公園あたりからはもうアメリカ村界隈の喧騒が聞こえてきそうな雰囲気。通りを見ていると、あちこちから店の袋を持った若者が出てきてはまた別の通りに消えていきます。
四ツ橋の阪神高速の高架に徐々に近づき、堀江の東の端の四ツ橋筋の交差点に。
人の数がドッと多くなります。
ここからアメリカ村まではすぐそこなので、もう通りにある店もアメリカ村を意識したものになっています。


 

信号を渡り、阪神高速の高架をくぐるとアメリカ村の雑踏がすぐ目の前に。人込みの中、御津公園、通称三角公園の横を通りビッグステップに向かいます。この通りにある従来のテナントビルの様式を崩した独特のスタイルのひときわ大きいビルがビックステップです。個人的にはこの建物の造りは結構気に入っています。出来た当時はアメリカ村らしくない建物といわれていましたが、今は一階にあったディズニーショップもなくなったことでビルの前に陣取っていたローティーンがいなくなり、派手さは薄れたかもしれませんが人が自然な感じで出入りして賑わっています。
この辺りを見ると確かにこの旗艦ビルが出来る前と今では街の表情が変わっています。高級なビンテージの服を並べた店や、新興ブランドの服やアクセサリーの店が目立ち、風俗店まがい(?)の店もあるみたいです。個性をぶつけ合って新しいものを生み出してきたアメリカ村と呼ばれ始めた頃の街の姿はもう消えかけていました。そして、ビッグステップを通り過ぎるとアメリカ村のシンボルの巨大壁画「ピース・オン・アース」に。残念ながら心無い落書きがこの足元を汚してしまっていますが、今でも雄雄しく(?)未来に向かう自由な姿を見せてくれています。

 

壁画を見上げながら人の波に乗って「お米ギャラリー」のある御堂筋周防(すぼう)町の交差点に出ます。向かいには「心斎橋ビブレ21」。心斎橋筋商店街の向こうに越えてヨーロッパ村が見えています。このまま周防町を真っ直ぐ進めば玉造と鶴橋のちょうど中間ぐらいにある総合運動公園の真田山公園に出ます。が、せっかくミナミにでてきていますから、ベタでもここの名所を案内することにして、高島屋方向に進み、千日前の方に出ようと思います。でも、今回はここまで。次回は千日前から鶴橋までをお届けします。

 



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